中毒症状を引き起こすねぎの仲間
ねぎ・玉ねぎ・にんにく・にら・ユリ・ワケギ・らっきょう・アサツキ・エシャロット・ノビルなど
※上のものはあくまで一例で他にも多数あります。
中毒の処置は時間との勝負
もし万が一食べてしまったら少量だとしても中毒症状がでていなくても直ちに動物病院を受診してください。不安がある場合は電話で獣医師さんに相談してください。あと、素人が無理に吐かせようとしないでください。食道や内臓を傷つけて状態を悪化させる可能性もありますので、処置は専門家に任せましょう。
時間がたつと吐かせることができなくなり、麻酔を使って胃洗浄や尿カテーテルで毒を排出させるなど猫ちゃんの身体に負担が大きな処置が必要になってきます。
受診の際は以下の情報を獣医師さんに伝えてください。
獣医師に伝える情報
- 何を食べたか
- どのくらいの量を食べたか
- 食べてからどのくらいの時間が経ったか
- 症状はいつ頃から出たか
動物病院での処置
問診のあと血液検査で症状の進行具合を確認します。胃の中の食べ物を薬を使って吐かせたり、それが難しい場合には上で述べたように胃洗浄などの排毒処置や赤血球の破壊を防ぐための薬を投与し、輸血をしたりなどの処置が施されます。
⇩ここから先は時間のある時にでも再発防止のために読んでみてください。
ネギ属に含まれる有害成分
ネギに含まれる「チオ硫酸化合物」や「アリルプロピルジスルファイド」という成分が体内の赤血球を破壊し、溶血性貧血を引き起こします。これにより以下のような中毒症状を引き起こします。
中毒症状
中毒症状は食べる量によっては数日経ってから発症する場合もあるので、口にするのを見たら症状がでなくても動物病院に連れていきましょう。
- ぐったりして元気がなくなる
- 食欲不振
- 下痢・嘔吐
- 発熱
- ふらつき
- 呼吸・心拍が速くなる
- 呼吸困難
- 黄疸が出る
- 尿色が濃くなる(茶褐色、赤色)
- 意識障害
誤食を防ぐために注意すべきこと
ネギ類はにおいが強いため猫ちゃんが好んで食べることは少ないと思いますが、料理などでネギ特有のにおいが弱まったり、肉や魚と一緒に口にしてしまう可能性もあります。
ネギの有害成分は加熱しても分解しません。ネギそのものを口にしなくてもそれを煮込んだスープや一緒に調理した他の具材に中毒を引き起こす成分が染み込んでたりするので、それらにも注意しましょう。
また、ユリなどのように観賞用の植物にも中毒症状を引き起こすものがあるので、こういった植物を育てている場合は品種を確認して、猫ちゃんが近づかないようにしましょう。
まとめ
口にしてしまったら症状が出てなくても直ちに動物病院へ
獣医師に伝えることは
- 何を食べたか
- どのくらいの量を食べたか
- 食べてからどのくらいの時間が経ったか
- 症状はいつ頃から出たか
誤食・誤飲を防ぐために
- 人の食べるものに近づかせないこと
- キッチンに入らないようにすること
- 食材の保管場所に入れないようにすること
- ドレッシングやケチャップなどの調味料にも注意
- 鑑賞用の植物の品種を確認
いかがだったでしょうか?
もし、食べてはいけないものを口にしたときは直ちに病院へ行くか、連絡のとれる獣医さんがいるなら電話で相談しましょう(。-`ω-)
その前にそうならないように予防策を考えて、猫ちゃんとの生活を健康で楽しいものにしていきたいですね(´ω`)
ではでは、あそびでした!
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