猫の健康にもたらされるリスク

みなさんこんにちは、あそびです(*’▽’)
さてみなさま、猫といったら魚好きというイメージはありませんか?
漁港の街とかで猫ちゃんがとれた魚を分けてもらってる映像とかをテレビで視たことがある方もいると思います(´ω`)
「けどこれって大丈夫なの?」
って疑問に思ったことありませんか?
うちにも黒いお猫様が一緒に暮らしているので僕は日々ご奉仕させていただいているのですが、
やっぱりお刺身を食べていると興味を持って寄ってきます。
人の食べ物は基本的に良くないと思ってるのであげませんけどね<(`^´)>
でももの欲しそうにこちらをみられるとあげたくなる気持ちも分かります。
結論からいうと新鮮なお刺身を少量であれば問題はないです。
ただし、与えてもいい魚と与えないほうがよい魚があることに注意してください。
その理由とかかるおそれのある疾病、もしどうしても与える場合の注意点を説明していきたいと思います。
少量なら与えても大丈夫な魚
カツオ、マグロ、白身魚
ただし与えすぎはNG。生魚にはビタミンB1を破壊するチアミナーゼという酵素が含まれているので大量に摂取しすぎると「チアミン(ビタミンB1)欠乏症」という疾病の原因となり、運動障害や視覚過敏を引き起こします。
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与えないほうがよい魚
イワシ、アジ、サバなどの青魚

DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は摂りすぎると「黄色脂肪症(イエローファット)」という脂肪に炎症やしこりを生じる疾病の原因になります。症状は痛みや発熱、脂肪が硬化することによる歩行障害などを引き起こします。
貝類
貝類の内臓には海藻類の葉緑素が分解された物質が蓄積しており、これは光と反応し活性酵素をつくるので食べてしまうとそれが原因で皮膚に炎症をおこす「光線過敏症」と呼ばれる疾病を引き起こします。特に日にさらされやすい耳に症状が出やすく、皮膚が赤く腫れて痒みや痛みといった症状があらわれます。最悪の場合壊死してしまう可能性もあるので注意しましょう。
生のイカ、タコ、甲殻類
貝類も含めてこれらはチアミナーゼが多く含まれているので上で述べたようにチアミン欠乏を引き起こすリスクが高いです。また、イカやタコは消化不良をおこしやすく、食欲低下、嘔吐、下痢などの原因となります。
かつおぶし、にぼし
リンやマグネシウムなどミネラルが豊富なため過剰摂取すると泌尿器系の疾病の原因となります。
人向けの加工食品(かまぼこなどの練り物やツナ缶など)
猫にとって塩分や脂肪の過剰摂取となるため与えるのはやめましょう。
生魚を与える場合の注意点
たとえマグロやカツオのお刺身でも少量に
大量に与え続ければどんな魚であろうとチアミン欠乏症を引き起こすリスクがあります。
一切れの4分の1程度を月に1、2回程度にしましょう。
生魚は寄生虫に注意
特に内臓にはアニサキスなどの寄生虫がいる可能性が高いです。人にも言えることですが、もし与えるのであれば生食用のお刺身にしましょう。
新鮮なものを与えよう
お刺身でも鮮度が落ちると細菌が繁殖し、ヒスチジンというアミノ酸を分解してヒスタミンを作ります。これを食べてしまうと「ヒスタミン食中毒」という下痢や嘔吐、顔の腫れやじんましんなどの中毒症状を引き起こすおそれがあります。
一度生成されたヒスタミンは熱に強く、火を通しても分解されないため、新鮮でないものは熱を加えたとしても与えないようにしましょう。
猫に生魚は与えないに越したことはない

いかがでしたでしょうか?
猫にお魚って日本人には定番なイメージでしたけど、多くの疾病リスクがあるんですね(;´Д`)
「お刺身なら大丈夫だろ」って思っても、量によっては病気になる可能性があるってことに気をつけなきゃダメですね。
僕もお猫様と暮らしてて思うんですが、猫ちゃんも大事な家族の一員ですからできるだけ健康で長生きしてほしいですよね(>_<)
「猫可愛がり」なんて言葉がありますが、可愛くて美味しいものをあげたくなる気持ちもすっっっごい分かります。
ただ、目の前の猫ちゃんのこの先の健康のことをもう一度考えてみてはいかがでしょうか。
その子の健康を守ってあげられるのは一緒にいるあなただけです。
僕も改めて調べてみてすごい勉強になりました。
これからも末永くうちのお猫様に献身的に仕えたいと思います(”◇”)ゞ

長くなりましたが、猫ちゃんとの健康ライフの参考になれれば幸いです。
ではでは あそびでした~(*’▽’)ノ
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